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91  多くの人がマハティール・モハマドという名前を聞いたことがあるだろう。
それは氏の突出した才能によるところか。

 マレーシアは人口約2530万人の小さい国。
その小さい国がアジア経済危機をどのように乗り越え、
そして、これからの世界をどうやって生きていくのか。
その道筋を付けたのが22年かマレーシアの首相を務めたマハティール元首相と言っていいだろう。

 人口2500万の小さい国が、アメリカなど大きな国に毅然とした態度でもの申す。
そうした行動が出来るのは著者のしっかりとした考え、意見があるから。

 そんな著者に少なからず影響を与えていたのが、我らの日本だと言うことは感慨深い。
マレーシアは日本のどこに何を学んだか。
どん欲に、ただ単に経済発展のためでなく、国民はもとより、
他の多くの人が平等に幸せになれるように努力した結果が今日のマレーシアの発展だ。

 しかし、残念ながら日本経済は低迷。
そこで著者は日本から学んだからこそ、日本に提言をしてくれた。
確かに今日の日本の電車などで見る若者に限らず、
働き盛りの青年などの非常識、無知識には苦言を吐きたくなるだろう。

 これからの日本、横着にいつまでも横になっててはいけない。
しっかりと立ち上がって、周りを見回し、しっかり世界を見つめよう。
そして礼儀正しく、利己心におぼれず謙虚な姿勢で周りと接したい。
そんな思いを抱かせてくれる一冊だった。
2006.07.22 arlo
92  数字に強くなる、強くなった気がする。というわけでもないが、
会計の本質は加減乗除だと言うことを知るり、会計が身近に感じられる。

 竿竹屋だけに限らず、客の入らなそうな洋食屋さんなどの
経営が成り立つ理由が分かると、町でそのような店を見ると何だか楽しい。
ここで述べられていることが全てではないだろう。
その店によってそれぞれの理由があるはずだ。
それを考えると店の秘密を暴くみたいで面白い。

 在庫管理に関しての考えも面白い。
商品だけでなく、自分の買った日常用品の在庫も不良だという。
確かに小生の部屋は未だ読まない本がうずたかく積まれていて、
部屋の邪魔になっている。。。コレは不良在庫の何者でもない。
部屋の占有、引っ越しの際の余計な仕事だ。
2006.8.21 arlo
93  普通の感覚で言うと「失敗=恥」みたいなものがある。
しかし、この本で述べられていることは失敗を知識化してどう生かすかについて語られている。

 そのためには、失敗と向き合わなくてはならない。
会社などでこの本に書かれているような取り組みを行おうとするのは正直言って難しい。
しかしその取り組みも、失敗を重ねていけば、いつか上手くいくのだろうか。

 やはり失敗と向き合い、失敗を知識化するための文化には相当の労力を要する。
ただし、そのための価値はあることは確かだ。人は必ず失敗するし、
これまでも人は失敗から学んで成長してきたからだ。

 色々なハウツー本が出版されていて、それらを沢山読んでいる人もいるだろう。
たまには「こうすれば上手くいく」ではなくて「失敗」について学ぶ価値もある。
なぜなら、何も行動せねば失敗しないから。
行動するためにハウツー本読んでいるのに、行動しないのは勿体ない。
行動した結果、失敗したらこれをもとに失敗から学ぼう。
2006.8.23 arlo
94  正直似たような本は沢山あると思う。
だが、この本は安いくせに、それと劣らぬ魅力がある。

 私も近所の古本屋で何気なく見かけて買った。
とくに、著者を知っているわけでなく、訳者しか知らなかったのに。
でも買って、読んで正解だった。
安く買ったので部屋の片隅に置き去りにしてあったが、もっと早く読んでいれば良かった。

 いろいろ悩んでいる人や、思い切れない人もいるだろう。
そういう人はこの本を読むと、いかに自分が小さいか分かる。
そして他の回りの人も小さいかも分かる。
でも、回りの人も小さいからといって見下すのではなく、
むしろそういう人には寛大に大きく接するべきだと気づく。

 ビジネスの教養本をいつも手放せない人、
ビジネス本探している人には是非これをお奨めする。
2006.9.14 arlo
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