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51
世界の中心で、愛をさけぶ


片山 恭一
世界の中心とは何なのか。
自分を中心にした世界なのか、それとも、恋人を中心とした世界なのか。

愛をさけぶ時とは、一体どんな時だろう。
また、さけび方にもいろいろあると思う。

ただ、大声を出して、何かを主張するだけが「さけぶ」と言うのだろうか。
いや、そうでないはずだ。この本を読んだとき、いろいろなさけび方に感動した。

自分もこういうさけび方を真似したいとは思わないが、
自分が生きている限り、精一杯、さけび続けたいと思う。
2003.11.15 arlo
52
生きかた上手


日野原 重明
50代くらいの読者層の雑誌の連載を再編集したという、この本。
なので、内容もやっぱりその年代向け。
かといって、20代の若者が読むものでないか。というと、そういうわけでもない。
高校生なんかが読んでも、平気だと思う。
90歳をすぎてもバリバリ元気な氏の書く本。
学ぶことが多すぎる。別に医者じゃなくてもいいし、ビジネス書にありがちな、
バリバリのビジネスマン向けでもない。
本のタイトルのようにいかにして人生を豊かに生きるかのための指南書であり、
まさに「生きかた上手」。
氏の哲学がびっしり詰まった一冊である。
2003.11.25 arlo
53
預金封鎖―「統制経済」へ


副島 隆彦
 まず、スイスイ楽しく読めた。arloは初め、筆者の名前すら知らなかった。
兄に勧められて読んだ全くの経済初心者である。

 独特の口調だがこれくらいまだ、カワイイものじゃないかと思う。
もっと気に触る書き方をされる方は沢山いる。

 で、内容の方はというと、コレを信じてこの本どおりに生きる。
ってわけでもないと思うが、特に内容に疑うわけでもなかった。
それは、これから先のことは誰もわからないわけであって、
当然、絶対ってのはないわけで、あらゆる可能性を否定できないからね。
といっても、arloに疑問を持つだけの知識があるのかといったら、
そっちの方が疑問だが。。。

 良かったのは、新聞の記事とかが抜粋してあったこと。
新聞の抜粋等により、事実の確認と、適度な間が保たれたと思う。

 まっ何を語っても経済のことは語れないんで、
ただ一つの参考には面白い本ではないかな〜と思いました。
2004.01.07 arlo

54
武がたけしを殺す理由


北野 武
ここにあがっている映画、全てを観てないが、
やっぱこの本を読むんだったら、映画を観てからの方が面白いだろう。

氏の映画、観たことない人や、あまり好きでなかった人も、
この本を読めば、ちょっとは観る気になるかもしれない。

映画だけでは語られない、いや、見る側が感じきれないことを語ってくれている。
いかに新しいことをやろうとしてきたか。
意識してやろうとしてきたわけではないのかもしれない。
ただ、今あるものを壊したかった、殺したかったのだろう。

あまり評判の良くなかった「DOLLS」
はっきり言ってarloも理解できなかった。後半は眠くなってしまった。
それなのに、実はあの映画にあんないみがあったのか。と思うと、
恥ずかしくなってしまう。もう一度観ないわけにはいかない。

けど、その前に他の作品も観なくては。。。
2003.01.07 arlo
55
ONとOFF


出井 伸之
 世界を代表する企業、SONYのCEOのコラム的な読み物。
昨年こそ米ビジネスウィーク誌で、ワースト経営者の1人に選ばれてしまったが、
それでも次々と新しい商品、技術を発表するSONYを引っ張る著者。

 そんな著者のことだから、
固い信念の下に経営に専念しているのだろうと思っていたが、全く違った。
やはり同じ人間。常に悩みながら経営にあたっているようだ。
その様子が良くわかった。
が、そんなONな時とは別に、息抜き、プライベートな時のOFFの時の話を聞くと、
とても安心する。ワインにゴルフ、車、愛犬?のAIBOなどなど。

 本を読んでいると、
そういった趣味が著者の今の経営を支えていることは間違いない。
なので、今まで趣味に時間を費やしすぎたな〜と思っていたたが、
それもまんざらではないな。と思いはじめているしだいです。。。

 確かに大事ですよ。仕事が趣味って方もいて、
素晴らしい業績を残している人もいるけど、
やっぱONと、OFFがあってもいいんじゃないかって気がする。

 まっ趣味に時間を費やしすぎるのも問題だが、
著者の意外な一面?が知れたようで実に新鮮であった。
2004.01.15 arlo
56
金融鎖国―日本経済防衛論


副島 隆彦
 だいたい、この本を読んでる人ってのは、普段から難しいこと?っていうか、
経済のことを真剣に考えちゃってる人とかなんだろう。
けど、なんでarloみたいなのが読んでるかって、
そりゃー、また「預金封鎖」を読んで返しに行ったら、
「こっちもあるけど、読む?」っていうから、借りちゃったじゃないですか。

 だけどね、読んで損はありませんでしたって感じかな。
そりゃーちょっとは経済の知識が必要かもしれません。
その辺は、ちょっと経済にも関心があったから助かりました。
けど、それよりも、なんか、考える楽しみを感じさせる一冊だったような気がします。
ちゃんと論理的に物事が解説してあって、とても分かりやすく感じた。

 現在、アメリカでは今年の大統領選に向けての活動が活発になってきているが、
日本への影響、世界への影響というものを考えたら、
やっぱりアメリカの存在は無視できないわけで、選挙戦のことなど気になる。

 この本のように、世の中の物事を解説してくれる本があると、
新聞を読むのも、もっと楽しくなるような気がする。面白い本。
噛めば噛むほど味が出るような。。。
決して嫌いではありません、こういう本。

 さー自分の財産、どう守りましょう?先が怖いです。
先が見えていないほうが良いのかもしれない。
けど、中途半端に知ってしまった今、
あとは自分が出来ることを精一杯がんばるしかないのかな。
ウチの周りは相変わらず、ホームレスだってのに、
昼間っから酒飲んでるやつとか沢山いるよ。
まったく、これから先どうなるのだろうか。。。
2004.01.21 arlo
57
得手に帆あげて


本田 宗一郎
 若い人、これからの人、学生なども読んで価値あると思う。
しかし、これから子供を育てる親なども絶対読んでおくべきだと思う。
くだらない説教をたれたりするくらいだったら、
この本を一冊渡してあげたほうが良い教育になるんじゃないか。

 個性がなければ人間失格。
そう、個性を大事に育てるべきなのだ。それが個人の強みになるのだから。
それを考えたとき、自分の個性はどうだろう?どれくらい育っているのか?
大衆に認められているのか?などなど気になってくる。
まっそれでも失敗せず無難に人生を歩むよりは
トコトン個性を磨き上げようではないか。

 いろいろ考えていれば、街を歩くのも楽しくなるさ。
常に何かないかと考えながら歩くとね。
さー今日も街を歩いて、疲れたらお茶屋さんに入って今度は読書かな。っとね。
2004.02.05 arlo
58 おさん

山本 周五郎
 この本の中には、全部で10の短編が収録されているが、
それのどれもが素晴らしい。
その全てについての感想を書いてみたいがここでは、「おさん」だけにする。

 本当に大切なものは失ったときに初めて気づく。みたいなことって多いよね。
その大切なものってのは、物に限らず、
言葉だったり、人だったり、ペットだったりする。
arloも犬飼ってるけど、なでられるのが好きで、
よく頭を手のところに持ってきたりするんだよね。
まっその時、忙しくてもできるだけ、撫でてやるようにしてる。
それが、撫でるの最後かもしれないから。
オレが、犬がどうなるかなんてわからないんだよ、これから先。

 人との付き合いにおいては、外的要因もだけでなく、心の問題もあるから、
接し方も、もっと神経質になる。
しかし、その神経質さがある時、人生の邪魔をすることもある。
そんな時は相手を思う気持ち、
相手の立場になって考えることが大事になってくるのでは。

恋っていいもんだね。
2004.02.09 arlo
59
すべては
「単純に!」で
うまくいく


ローター・J・サイヴァート

ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー
 いつも物事を難しく考えてはいないだろうか?
少なくともarloはそうだったかもしれない。
しかしね、この本を読んで、「単純に!」でいいんだよ!
なんて思うと、確かに気が楽になるかもしれない。
この本に書かれていること、全ては実践不可能ではないが、
ただ、項目が多すぎるので、
しょっちゅうこの本に目を通していなければならないね。

 それと残念だったのがサー、
最後のほうに自分はどのタイプか調べるテストがあったんだけど、
それ、全然ダメでした。なんか標準っていうか、
本に書かれているような判断ができるような結果がでなかった。
どのタイプにも当てはまらない。。。

 本の中では相当な自信で間違えるはずがないって感じだったんだけど、
他の人はどうだったんだろうか。
まっそんな心理テストなんか飛ばしても充分面白いと思うので、
まー良しとしましょう。
2004.02.20 arlo
60
不肖・宮嶋
イツデモドコデモダレトデモ


宮嶋 茂樹
 2003年、東京都写真美術館で
氏の個展を見に行ったときの感動が蘇らせてくれる。
今こうやって、手元に写真集としておいてみると、また違ったよさがある。
あらためて氏の偉大さに恐れ入る。
アマチュアカメラマンが一生かけて撮る枚数を、
一日で撮ってしまう。から驚きである。
かといって、ただたんに撮りまくってれば、上手くなるか、というとそうでもない。
やっぱセンスも必要だろう。この本を見てセンスを磨くべし。

 戦争写真の悲惨さを伝える写真も素晴らしいが、
やっぱ女性を撮った写真がすばらしい。
その女性の写真にもいろいろエピソードがあるみたいだが、
そんなのを知らなくても楽しめるだろう。

 我が子のような写真。それを見る自分も、この本を大切にしなければ。

2004.03.04 arlo

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